2ヶ月ぶりのまとめ書き。


■「ウクレレ栗コーダー」発売
■ラジオなど
男はソレを我慢できない
■ダンダンブエノ Go!Go!公演「トリデ〜砦〜」
■渡欧


■「ウクレレ栗コーダー」発売
昨日、発売日でしたね。
そこそこに売れているようです。
ただ相変わらず雑誌の取材とかほとんどないですね。
ま、取材は嫌いだからいいんだけど、
レコ評くらい出るとうれしいんだけどなあ。
前から言っているけど、
栗コーダーってジャンルが分かりづらいというか、
どこのカテゴリーで紹介すればいいのか難しいんだよな、多分。
クラシックでもないし、ロックでもない。
ヒーリングでは決してないし、かと言って、
脱力系、なごみ系というのともちょっと違う。
けっこう気合い入っちゃってるし。
お洒落モノ、雰囲気モノな要素も乏しい。
トラッドというか伝承音楽な側面は一部あるけど、
どこかの地方に特化しているわけではないので、
フレンチとかブリティッシュみたいなコーナーにも入れづらい。
劇伴仕事が多いだけにサントラコーナーには割と馴染むのだけど、
サントラじゃないからにはそのコーナーに並べるわけにもいけない。
今回のアルバムなんてまさに節操ない。
昨日、清水ミチコさんにサンプル盤渡したら、曲目を見て、
「レコード会社に魂売ってませんか?」って言われてしまった。
確かにこれだけベタな選曲で挑んだからには、
「え、ボヘミアン・ラプソディやってんの〜!?」とか、
栗コーダーのハイウェイ・スターって全然速くなさそう!」
とかツッコんでもらえないと、
ボケを拾ってもらえない芸人と似たような切なさを味わうことにはなる。


■ラジオなど
そういった意味で、昨日出演したJ-WAVEGROOVE LINEみたいに、
ピストン西沢さんにああやって表面的にはおちょくられながらも
拾ってもらえるだけで非常にありがたいわけです。
ある意味、今回のアルバムはボケなわけで
ツッコミがあって初めて成立するってところがあるから。
いや、もちろん、まじめに音楽やってるんですよ、みんな。
ボヘミアン・ラプソディ」なんかマジすぎて
ほんとうに音楽になっているか疑問なくらいだし。
そんなわけで今日また、
GROOVE LINEのコーナー「トヨタ・ミックスマシーン」で
ピストンさんが約束通り「ボヘミアン・ラプソディ」の
オリジナルと栗Q版をミックスしていじり倒してくれたのも、
これまたとてもうれしかったなあ。
選曲会議の時、口をすべらせて
「王道ってとこではクイーンでもやってみますか〜」
なんて言ってしまった甲斐があったってもんです。


あと、今度、同じJ-WAVEジョン・カビラさんの番組で生演奏なんて話もある。
野村辰寿監督による「ハイウェイ・スター」PVも好評のようで
スペースシャワーなんかでもオンエアしてもらえそうだし、
その辺の露出関係の情報(インストアライブ含む)はここでは告知しきれないと思うので、
栗コーダーのHPなど見て下さい。http://www.kuricorder.com/


男はソレを我慢できない http://otoko-sore.excite.co.jp/
昨日はラジオのあとそのまま渋谷AXで
映画「男はソレを我慢できない」の公開前イベントに行ってきた。
この映画、前にもちらっと書いたが、
男はつらいよ」+「オースティンパワーズ」+「キルビル」みたいな映画。
または、下北沢を舞台にした寅さんを渋谷系のグラフィックデザイナー
信藤三雄が監督したらこうなりました、というような作品。
純粋に映画と呼んでいいのか迷ってしまうくらい斬新な編集がなされた映像作品。
ハイポジ時代、PVで信藤さんにコスプレさせられまくった日々を思い出すなあ。
映画にはミュージシャンがたくさん出演しているので、
昨日はその人達が前夜祭的にライブをやったわけですね。
自分もサントラですご〜く地味な裏方的演奏をしているが、
ライブには客としてしか誘われなかった。
ホフディランが2曲だけ再結成したり、
竹中直人高橋幸宏が二人で流しをやるネタ(昔テレビでやってた)とか、
清水ミチコのモノマネ弾き語りメドレーとか、貴重なものが見れて楽しかった。
竹中さんはフィッシュマンズのカバーや「さよならCOLOR」をまじめに熱唱してました。


■ダンダンブエノ Go!Go!公演「トリデ〜砦〜」http://www.dandanbueno.com/
以前、坂井真紀さんにギターを教えていると書いたが、
それがこの劇団ダンダンブエノの公演のためのものだったわけでした。
他に酒井敏也さんにピアニカを教えたり、
宮地雅子、ぼくもとさきこ、山西惇、永島敏行のお四方に
リコーダーでハモってもらったり、
そこに団長、近藤芳正さんが笛やサックスで絡んだりと、
演奏指導、編曲という立場で栗コーダーが関わったわけです。
劇中では70〜80年代にMTVやラジオで耳にした洋楽曲と
栗コーダーの曲がほどよいバランスで使われていた。
なんか、いいコントラストだったな。
脚本の和久田理人さんが書き下ろした「ミンナでトリデ」という曲を
パンフにおまけでくっつけることになり
いっそう気合いを入れてアレンジさせてもらったのだけど、
栗コーダー風味とショウビズ感(キーワードは夜のヒットスタジオ)を
うまくブレンドできたのではないかと自負しとります。
残念ながら東京公演はもう終わってしまって残すは水戸公演のみ。
芝居の中だけにしておくのはもったいないほど、
この役者の方々のバンド、いいグルーブを出してますよ。
お近くの方はお見逃しなく。


■渡欧

来週、大島保克さんのサポートでポーランドに行くことに。
http://www.bravefestival.pl/
これ以外に7月上旬にフランス(パスカルズの助っ人として)、
7月下旬にやはりフランスはマルセイユ(エキスポでミミフェス出演)
という話があったのだけど、両方、事情でなくなってしまった。残念。