栗コーダーカルテット 冬のツアー2005

ツアー行ってきました。
先ず分かりやすくデータ化してみますと、


                  お客さん数 子供率  その他

2/06 14:00 水戸 水戸芸術館    640人 50%   生音、共演:ワークショップ参加者
2/11 19:00 名古屋 得三      110人  5%
2/12 15:00 京都 shin-bi       30人 10%  生音、ゲスト:小暮はな、30分
2/12 19:00 京都 磔磔        60人   5%  ゲスト:大友良英、小暮はな
2/13 16:00 神戸 CAP HOUSE   100人 15%  生音
2/14 14:00 福岡 市立堤小学校    700人 99%  5時間目の授業、和太鼓
2/14 19:00 福岡 甘棠館Show劇場  100人 20%
2/15 終日  福岡 キャンペーン FM×6,雑誌×2,新聞×1,WEB×1
2/16 19:30 東京 ティアラこうとう  130人   2%  生音



いつものツアーと違ったことと言えば、
水戸のワークショップから始まったこと。
九州に初上陸したこと。
ダブルヘッダーやキャンペーンがあり、
空き時間がほとんどなかったこと。
生音とPAを使ったライブがほぼ交互にあったこと。
子供率が高くなったこと。


子供率が高くなったことで、
ざわざわした会場での演奏に慣れてしまって、
東京のように普通にシーンとしている会場が
逆にプレッシャーになってしまった感あり。


ありがたいのは、行く先々で栗コーダーを暖かく迎えてくれるスタッフがいたこと。
美味しいものもたくさんご馳走になった。
ツアー太り必至。


栗コーダーにはこうやって支援してくれる人々はたくさんいるものの、
事務所もなく専属マネージャーもいないので、
一口にツアーといってもただ演奏をしに行くだけではなく、
様々な業務をこなしながらの旅になるわけです。
移動、宿泊、食事、打ち上げ、物販、ギャラのやりとり。
校長室で気さくな校長先生と談笑したかと思えば、
DJの人にファッションチェックをされたり、
「恋のトラウマは何ですか?」と聞かれたり。
これらのことが有機的に繋がっていて、
様々な舞台裏があってはじめてステージという
スポットライトのあたる場所があるわけで、
そこで演奏する短いインスト曲なんて本当にちっぽけなものなんですね。
いろんな人に出会ってその人の深みのある人生を感じる度に
そんなことを思いました。


でも、実際には曲がないことにはツアー自体が生まれないし、
握手やサインや写真を撮ったりと
いろんなコミュニケーションをしてきても、
やっぱり最後に残るのは音楽なのかなあ、
なんて、元ハイポジっぽいことを考えたり。
普段引きこもり気味であまり人と接しないので、
こういう旅でいろんな人に出会うことで、
自分がミュージシャンだったのかどうかを
知らず知らずに確かめていたのかもしれない。


上記、表中の2000人近い人々の拍手が
とても重く心に響いたツアーでした。