リコーダーオーケストラ

リコーダー奏者の吉澤実が月に1度指導しているという
新潟県の小出郷リコーダーオーケストラの定期演奏会栗コーダーでゲスト出演。
栗コーダー単独のコーナーやそこに吉沢先生も交えた5人のコーナーなどもあったが、
今回ならではだったのは、40人近くのリコーダーオーケストラに
栗コーダーが加わったコーナー。
サウンド・オブ・ミュージックの名曲の数々を一緒に演奏させてもらった。

オケの一員になるというのは、普段、引き籠もりがちなミュージシャンにとっては、
オリンピック選手団の一員になってトラックを一緒に行進しているような、
そんな気分を味わえて盛り上がるもんだ。
「ロックの共同幻想」というが、クラシックにもスポーツにも当然宗教にもそれはある。
大袈裟に言えば、宇宙の星のひとつ、もしくは体内の細胞のひとつ
になったような回帰感が味わえて興奮する。

ただ微妙だなと思ったのは、小出の皆さんはたぶんこの1年くらいの間、
ずっと同じ志をもってコツコツとがんばってきただろうに、
そこにふっと現れた我々、つまりはウィルスのような異種細胞が紛れ込んできて
お茶を濁してしまう。
すべての細胞が共生に耐えられるわけでもないだろうから、
アレルギー反応を起こした人も中にはいるだろう。
ま、そんなことをつい考えすぎてしまいますね。

個人的にはすごく楽しかったので、またいつでもご一緒したい気持ちなんです。
収穫したての新米魚沼産コシヒカリをお土産にもらった。うまい、うますぎる。