バリウム、美味い


まあまあだけど。不味くはなかった。バナナ味。
というわけで、右の声帯が動かない件について、
レントゲン検査したのだけど、
とくに変な影などは見られず、結局、原因は分からず終い。


ひょっとしたら6年前、いや、中学の時、扁桃腺の手術をして以来、
ずっと動いていなかったのかもしれないなあ。


「手術したら治るとかそんな話ですか?」
「いや、麻痺して動かなくなったものを動くようにする手術はありません。」
「じゃ、ずっとこのままで…」
「そうですね。幸いアナタの場合、右側の声帯が真ん中で止まっているので
左側の声帯でカバーできているし、痛みや自覚症状がないとすると、
無理に手を加える必要はない。」
「じゃ、もし左側も動かなくなったら声が出なくなるんですよね?」
「そうですが、その可能性は極めて低いでしょう。」
「体質改善とかして動くようになることはありますか?」
「まずないでしょうねえ。」
「そうですか…」


もし両方の声帯がちゃんと機能したら、
とんでもない美声になって、
おまけに音痴も治ったかもしれないのになあ。
無念だ。


あとは、鼻の手術にかけるかどうかだな。

声帯が動かない

ワッツタワーズのライブで風邪菌をもらってきたみたいで調子が悪い。
ギター教室もあるし早めに治療をと思い近くの耳鼻科に行った。
風邪の治療ついでに、こんなことを宣告された。
「おや、右側の声帯が動いてませんね。
紹介状書きますから大きい病院に行って検査してみて下さい。
怖い話ですが、腫瘍ができていて声帯が動かないというケースもありますから」
…だって。

実は6年くらい前にも声帯が動かなくなったことがあって、
その時、どういう経緯で治ったのか、いや、もしかして、
完治しないままずっと過ごしてきたのか、アホなことにまるで覚えていない。
まったく自分の体調管理に無頓着すぎて呆れてしまう。
自分に興味がないってことは他人にも興味がないということでもあり、
つくづくオレはダメダメ人間だと思う。

「おや、」と言われた瞬間、ちょっとうれしかったりした自分。
医者に行ってもだいたいいつも、
「うーん、たぶん風邪でしょうねえ」とか
「アレルギーの一種かもしれないし、なんともいえませんね。」
なんていう手応えのない解答をえることが多かったからだ。

もし声帯が左右ふたつとも動かなくなったら声が出なくなるのかな?
耳が聞こえなくなるのだけは嫌だけど、
ミュージシャンにとって目が見えなくなったり声が出なくなったりするのは、
それはそれで新しい未来が開けるのかも、なんて思ってしまうのは、
あまりに不謹慎すぎますか?

……

処方された薬の効きが悪く、風邪が平行線。
今日はギター教室を休校にしてしまった。
学費よみがえりシステムの発動はないのかな、うちの教室は。

Watts Towersライブ

秋葉原GOOD MANでは初めてのライブ。
社長(岸野雄一)が考えた今回(から)の企画、
オープンプライス、または投げ銭方式ということで、
理論上では、芸に見合った収入が得られる、
芸に見合った収入しか得られない、わけで、
ライブハウスでありながらストリートミュージシャンみたいな気分でのライブとなった。
そんなこともあってか、ピリッと引き締まったいいライブになったような気がする。
単純に練習の成果かもしれない。メンバー間での意志の疎通も高まってきた。
ただ演奏面での課題はまだまだ山積みで、自分のエレキギターのプレイ含め、
とてつもなく発展途上、ゆえに可能性を大いに秘めたバンドだと思う。
「ファンタジックでポップなお茶の間スペース・ロック・オペラの決定版」
次回は年明け1月11日、渋谷O-Westにて。

奥さまの打ち上げ

7〜9月に放送されていた深夜アニメ「奥さまは魔法少女」の打ち上げに参加。
噂には聞いていたが主役の嬉子さんの中の人の「井上喜久子、17歳です。 オイ、オイ!」
というモチネタ化した自己紹介を生で聞けただけでも参加してよかった。
ただ自分も挨拶させられた時はちょっと嫌な汗をかいてしまった。
舞台挨拶、苦手だなあ…。

作画スタッフのテーブルを囲んでいるのは
予備校を出たばかりかというような風ぼうの若い男子が多く、
これだけいろんな人が関わっているんだから
回によっていろんな絵、表情が見れてしまうのも無理はないのかなあと思った。

業界関係者はこういう打ち上げを3ヶ月に一度やっているのか。
いくつかのプロジェクトの締めと起動がクロスフェードするわけで大変だろうなあ。
でも、これだけ精力的に作品を量産していけるタフさがあるからこそ、
日本のアニメ、オタク文化の土壌が枯れてしまわないわけなんだよなあ。
逞しい。

自作曲が過去もっとも多い17曲も入ったサントラも好評発売中っす。
魔法じかけの音楽帳~奥さまは魔法少女 オリジナル・サウンドトラック~

UA幼稚園

8月にバッファロー・ドーターの大野さん(大野由美子)に誘われて、
さかなのポコペンや内橋さん(内橋和久)とやった幼稚園での童謡コンサート。

今度は本家(?)の「ううあ」ことUAと大野さんと3人でやった。
場所は藤沢の某私立幼稚園。

レコーディングはやったことがあったが、UAとライブをやるのは初めて。
しかもぶっつけ本番だったのです…。
童謡ってことでなんとか対応できたが、もしこれがオリジナル曲だったら
オレの適応力ではちょっと困っちゃっただろうな。

しかしまあ、やっぱり歌の吸引力というのか、すごいなあ。
子供をぐいぐい惹きつけていた。
かと思うと途中、ちょっと渋めの曲をMCなしで続けてやったりして、
さすがにその時は子供も騒ぎだしていたけど、
そんなバランスも含め、なんか荒々しい一筆書きのようなステージで
うむー、なるほどーって感じだった。
本人は無意識なのかもしれないけど、
ただのお子様むけの営業ライブには成り下がらないような
アーティストとしての美的感覚みたいなものが
自然にそういう起伏を生み出しているんだろうなあ。

園児にとってはなんともリアルなハロウィン・パーティになったことだろう。

ところで内橋さんプロデュースのUAのアルバム、
すごくビョークみたいだけど、すごくいいなあ。

R.C.取材

ウクレレ情報誌「Rollong Coconuts」の取材を受けた。
次号の表紙&巻頭インタビューを栗コーダーカルテットが飾ることに。
フリーペーパーとはいえ表紙ですよ、表紙。
(11月下旬、各所で配布予定)
ついでに今、同サイトのトップページ上で栗コーダーの映像も配信中のようです。
http://rollingcoconuts.com/